つらい経験も、悲しみも、傷つく怖さも、痛みも。

心に深い闇を持つ人にひかれる。
そういう人は、なんとなく分かる。
自分と同じような傷や闇を持つ人は、分かる。
 
心の闇っていっても、
恨みとか、嫉妬とか、そういう闇じゃなくて。
  
不幸に染められた闇じゃなくて。
 
過去の経験で、
自分が傷ついたり、
人を傷つけてしまったり。
  
それは、決して消えない傷だけど、
その傷の上に、今の自分の人生が成り立っている。
 
無駄じゃない経験になっている。
 
そんな闇。
 
心の奥に、
静かに、深く、冷たく水をたたえる池みたいな闇。
 
私は、そんな闇を持って、
でも、一生懸命、元気に生きている人が好き。
 
つらい経験も、悲しみも、
傷つく怖さも、痛みも、
その人を作っていくんだと思う。
  
相手の心の中にある、
風も吹かず、
波もうたない、
しんとした闇の池を、
じっと見ていたくなる。
 
声もかけず、
ただただその人を見ていたくなる時がある。
  
その人の生き方を見ていたい時が、あるんだ。
 
 

遠野まりこ(Toono Mariko) OFFICIAL

作家遠野まりこ(Toono Mariko)のオフィシャルサイト。「恋は終わったあともまだこんなにせつない」(大和書房)が電子書籍でも人気。また、NFTマーケットプレイスOpenSea(オープンシー)で写真のクリプトアート作品にもチャレンジ中。誰もがNFT作品をつくったり、気軽に購入することができるようになるためには、どうすればいいか考える&日々の出来事サイトです。

0コメント

  • 1000 / 1000