すがるだけの恋は恋じゃない。

「俺はずっと一人でいるつもりだから、お前をしあわせにできない」。
 
聞いたことがあるこのコトバ。
私も同じこと言われたことあるな。
 
でも、彼はその言葉を言った後でも、
彼女と時々会うことをしていて、
その度に手をつないでくるんだって。
 
信じられない。
 
だから彼女は、淡い期待を持ってしまうって。
彼の残酷さは分かっていても、
「それでも彼とつながっていたい」。「今も彼のことがこんなに好き」。
そんな想いをひきずりながら、彼と会うことを続けているんだって。
 
もし かしたら…っていう期待を持ちながら。
 
でも、彼とまた恋人に戻る可能性は限りなく低いと思うし、
そんな人といっしょにいるのなんてもったいない。
 
そんな彼といっしょにいて、何が生まれるの?
 
前に進めてる?
 
立ち止まっているだけだよ。
 
彼にとっては、都合のいい女性なだけ。
 
ふった相手と手をつなぐなんて最低。
相手の気持ちを知っていて会い続けるなんて、ずるいだけ。
 
彼女は自分のことを好きで、どこにも行けないって知っているから、
自分は優越感にひたりながら、高いところにいて、
彼女を利用しているだけだと思う。
 
ダメだよ。
離れることは辛いかもしれないけど、
自分から想いを断っていかなくちゃ。
 
苦しいけど、こわいけど、
今自分を変えないと、もっと強くならないと、
これから先、いい恋にはめぐり会えないと思う。
 
好きなだけじゃ恋は続けられないと思う。
 
ひとりで生きていける心の強さがあって、
そして相手のことも想える自分がなくちゃ、恋は続かない。
いくら好きでも、それは本当の好きじゃない。
 
彼女の「好き」は、自分を支えるための好きだ。
相手を想う好きじゃない。
 
あと、恋って自己犠牲じゃないと思う。
 
相手のために身を削って時間を作ることも、
友達との時間を失くしてまで、彼に会いにいったり、
彼からの電話を待つだけの夜を過ごしたり、
そういうのじゃないと思う。
 
しあわせな恋は、
好きな人といっしょの時も、離れている時も、
充実していて楽しくて、安心できるのが、
自分も相手も支えていける恋なんだと、私は思う。
 
すがるだけの恋は恋じゃない。
すがるだけの好きは本当の好きじゃないと、私は思う。

遠野まりこ(Toono Mariko) OFFICIAL

作家遠野まりこ(Toono Mariko)のオフィシャルサイト。「恋は終わったあともまだこんなにせつない」(大和書房)が電子書籍でも人気。また、NFTマーケットプレイスOpenSea(オープンシー)で写真のクリプトアート作品にもチャレンジ中。誰もがNFT作品をつくったり、気軽に購入することができるようになるためには、どうすればいいか考える&日々の出来事サイトです。

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